今回のツアーは2泊3日と3泊4日と二つ選択肢があった。
僕は3泊4日のツアーに参加。半分近くが今日で最終日。
2泊3日のグループは昼過ぎに雷鳥荘から帰路に向かうため午前中のみの行動で山崎カールを滑って帰るらしい。
こちらはもう一日あるので真砂岳に向かう。
途中休憩を挟みながらハイクアップ。とりあえずピーク手前から滑り降り、再度ピークに向かう。
真砂岳ピークに着いた。ここで休憩と行動食を食べる。
真砂岳ピークから広がる視界の美しさに絶句。
登ってきたもののここの斜面は一度太陽光で解けた雪が凍っているので非常に滑りやすい。
ガイドさんが先に滑りチェックしてからルートを選ぶ。
スキーヤーはエッジが二本あるのとストックがあるためまだ安全だが、スノーボードの場合エッジが一本しかないので安全を重視してハイクアップしてきた雪の緩んだところから降りる。ここはところどころ岩が露出しているが滑落して命を落とすわけにはいかないので板が傷付くのは覚悟して降りた。
ボード一番乗りの僕は岩にエッジが引っかかってしまいなんと前転した。
どうなったのかよく覚えていないが、腹ばいになって2~3mほど滑ってしまった。
これはヤバイと思い(多分)腰を捻って踵側でエッジをたててやっと止まった。
自分では本能的にしたことだが、後で訊くとこのまま滑落するのではないか?と空気が凍ったようだったとのこと。
滑り降りるにしたがって雪質も比較的エッジが噛み易くなり、一人一人滑り降りる。他のメンバーは万が一のことを考えて滑り降りる人の行き先を確認する。
滑り降りてから自分のボードのソールとエッジを見るとこの通り傷だらけ・・・。命には替えられないので仕方ない。これは帰ってから信頼できる大阪の職人さんに修理を頼めばいい。
夕焼けと飛行機雲が一緒になって美しい。
夕焼けに紫色に染められた別山。
寒いけれど美しさに目を奪われ離れられなかった。